七竈と一人の可愛そうな大人

気まぐれで更新します。昔は遊戯王やってたけど最近は雑記がメイン

【遊戯王】 ゴーストリック雑記

ブログ書くのがけっこう楽しかったので今日も書こうと思います。何書くか考えたのですがこの半年で一番使ったデッキの話でもしようかと。個人の感想程度ですがなにかの参考になれば。

 7月のNECHの発売以来一番遊んだのが【ゴーストリック】です。と言っても私は遊戯王enjoy勢なので大会や環境デッキとの戦い方などは考察ができないです。なのでこの記事はゴーストリックの考察だけでなくこれから【ゴーストリック】を組んでみたい、興味がある、といった人を意識して書いてます。(幅広く読んでもらえるように書くつもりですが)

目次

  • 【ゴーストリック】とは
  • 各カードについて
  • 動画

 

【ゴーストリック】ってどんなデッキ?

ゴーストリックといえばコミカルな絵柄が特徴ですね。

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可愛い。絵に惹かれて組んだって人も多いと思う。

特徴というか、最初にわかっておかなくてはいけないのが「表側ゴストリモンスターがいないと表側表示で召喚できない」という共通効果です。つまり1ターン待って反転召喚しなくちゃいけないってことですね。必然、速度の遅いデッキといえます。そのかわりサイクルリバース効果を内蔵し、さらに場魔法で裏守備モンスターを戦闘から守ります。

そしてゴーストリックの印象というと「遅延デッキと思う人も多いかと思います。まぁ実際けっこう試合は長引きますし使う側も気を使うポイントなのですがそれはゴーストリックデッキの一つの側面でしかありません。ゴーストリックは、

  • 遅延
  • 攻撃反応
  • 手札誘発
  • サイクルリバース
  • ダイレクトアタック
  • ロック
  • デッキ破壊
  • 特殊勝利 etc. 

といった動きがくみあわさったいわば変態要素の見本市といったデッキです。この独自性が一部の人を魅了するとともに、ゴーストリックを苦手・嫌いだという人が出てくる要因だと思います。万人に受けるデッキじゃないので使う状況には気を付けた方がいいと思います。

ゴーストリックについてもう一つ話しておきたいのが構築の多様性です。ゴーストリックカードには特徴的な効果が多く、どれを主軸にするかで構築・戦術が変わってきます。デッキ枚数も40枚ぴったりから60枚ぎりぎりまでピンキリです。自分で組んで動かしてなじむ構築にするのが一番でしょう。

全部の構築・戦術について話すのは大変なので、今回は特に【1・3軸ハウスビート型】を中心に話します。一番基本的で勝てる構築だと思います。あと猫ロックもついでに触れておきます。混合型が多いので。

ゴーストリックの長所
  • ビートダウンに強い
  • サーチカードが豊富でピンざしカードも自由に持ってこれる
  • 相手モンスターを破壊しなくてもビートダウンできる
  • アドを稼ぎやすい&失いにくい
  • 実用的なロック手段がある
ゴーストリックの短所
  • 動きが相手依存
  • メタに弱い
  • 相手のリソースを削る手段に乏しい
  • メインでの除去がつらい

もっと弱点だらけなのですが大きくこの辺りが長所・短所かなと。

各カードについて

詳しい効果はwikiをみてもらうとしてデッキにおける役割を中心に説明したいと思います。

大きく分けて☆1は手札誘発、☆2は相手をリバース、☆3はアド稼ぎと覚えるといいです。ワーウルフとかグールは知ら管。

☆1

《ゴーストリック・マリー》

万能リクルーター。常に握っておきたい1枚で状況に応じたモンスターを呼び出します。あらゆるダメージで発動し、墓地経由ではないのでマクロ下でも発動できます。ただしタイミングを逃す効果なので注意。

このカードは直接自身を特殊召喚する効果ではありませんが他の手札誘発ssカードと併用できません。ゴーズやトラゴと一緒に出せないってことです。

《ゴーストリック・ランタン》

防御札その1。攻撃を止めつつ展開します。直接攻撃だけでなくゴーストリックモンスターへの攻撃も止めるので展開後や猫ロックを決めたあとなどで重要になります。

《ゴーストリック・フロスト》

防御札その2。直接攻撃にしか対応せず、ゴーストリックにおいてはランタンと役割が被ってるので枚数少な目のことが多いです。シエン、プレアデス、ダークロウなどのめんどくさい相手を黙らせることができるので1枚は入れておくといいと思います。

《ゴーストリック・スペクター》

ドローソース兼アド維持要員。時の任意効果ですがキョンシーが戦闘で破壊された時にサーチすると効果が即発動します。(キョンシーリバース→効果でスペクターサーチ→キョンシー破壊→スペクターss1ドロー)

あらゆる破壊で発動するので宣告・警告にも対応します。ただし墓地に送られる必要がありマクロ下で打てませんので注意。場魔法があるとほとんど戦闘破壊が起きないので積み過ぎると事故ります。

ちなみに処理するタイミングが異なるのでマリーと併用することが可能です。戦闘時にダメージを受けてマリー発動→破壊されてスペクターssです。

 

手札誘発はルール的にかなりややこしいので気をつけないとデュエルに支障がでることもあります。使う側がしっかり理解しておきたいところです。

 ☆2

《ゴーストリックの人形》

展開+皆既日蝕といったカード。ゴーストリックは場魔法により表モンスターがいなければダイレクトアタックできるので効果が通ればライフを削るチャンスになります。さらに《ゴーストリック・ナイト》と合わせれば相手場をロックできる。強い。

めんどくさいモンスターを黙らせるとともに反撃に繋げられるチャンスメイクカードで、中盤にしっかり決められればそのままゲームセットまで行けます。しかし効果処理がターンエンドなのでできれば相手ターンに効果を使っていきたいですね。相手ターンにリバースできる《ゴーストリック・ロールシフト》《ゴーストリック・パニック》と組み合わせることで真価を発揮します。

強力な効果ですが癖も強いので使い方が試されます。強制効果なので下手に自分のターンでリバースすると首を絞めかねません。このカードにどのくらい依存するかでプレイングも変わる気がします。わたしはピンざしですが3積みする人もいるらしいです。使ってみて慣れくださいってかんじです。

ちなみに効果の発動と処理のタイミングが異なるカードです。処理時はチェーンブロックを作らず、発動さえしていればデクレアラーだろうがルーラーだろうがユニコールだろうがひっくり返します。さらに特殊召喚効果は別処理なので特殊召喚できなくても効果は発動します。

《ゴーストリックの猫娘》

ロックカード。遅延ビートダウンデッキだとおもったか?ロックデッキだよ!ナイトと組み合わせることで強力なロックになります。☆4以上の召喚・特殊召喚を実質的に封じるため決まればほとんどゲームセットです。人形からリクルートしてナイトを貼れば完成します。簡単ですね。

まぁそう簡単には決まらないんですが猫ナイトロックを最終目標に動いていくといいと思います。

《ゴーストリックの魔女》

準アタッカー。ゴーストリックでメインモンスターがビートすることはほぼありませんがこいつは攻撃力高いし(当社比)効果的にも相手モンスターを倒すのに向いています。またゴーストリックにおいて裏守備にする≒除去なので除去効果持ちと捉えてもいいでしょう。枠があれば1体採用しておくと便利。可愛いし。

《ゴーストリックの雪女》

癒し。引いたら精神アドがとれて強い。

冗談はともかくロック効果を持ち、自爆特攻や地雷として使えます。ただ場魔法と噛み合ってないのであまり採用されません。場魔法が少ない構築なら強いと思います。

☆3

《ゴーストリック・キョンシー》

このデッキの要。初手で握りたいし場に常に一体は維持したい。だいたいは☆1ゴーストリックをサーチします。序盤はマリー、展開してからはランタン、という感じでいいんじゃないでしょうか。注意点としてはタイミングを逃すことですね。パニックと一緒に伏せた時はチェーン1で使いたいです。

《ゴーストリック・シュタイン》

準アタッカー兼アド稼ぎ要員。弱くはないんですが《ゴーストリックの駄天使》に役割奪われてしまいました。積んでもいいけど絶対欲しいカードではないです。

 

その他☆3勢は産廃orわたしが触れたことないので省略

エクシーズ

《ゴーストリック・アルカード》

伏せ除去&罠踏み抜く要員。奈落・脱出以外には強いので強気に出していけます。打点も高いし回収効果も持っているので積極的に狙いたい。

《ゴーストリック・デュラハン》

アタッカーです。パンプアップ効果は自身も含めるので2400までならすぐに処理できますし、駄天使を重ねれば4000まで処理できます。ダメステで打てる誘発効果は優秀でフェルグラの突破が容易です。回収効果もちなのでとりあえず出すだけでも良い。

《ゴーストリック・サキュバス》

あまり出ませんが1枚は入れておきたいです。効果は地味でもっぱら駄天使の下敷きになっていますが使えないってことはないです。しかし一番の問題は回収効果がついてない事です。出しても特においしくありません。☆2ゴストリは単体で優秀なので緊急で駄天使を立てたい時や場を開けたい時くらいしか出番はないです。

《ゴーストリックの駄天使》

通称駄目子。ぜんぜん駄目じゃないしクソ強い。アウトのサーチが可能になったことでデッキの防御力が跳ね上がりました。こいつを出して後ろにアウト、手札にランタンで非常に堅い布陣になります。維持するだけでアドが取れ、恵まれたステータスで相手のライフを削ります。さらに下敷きにしたデュラハンアルカードが墓地に行くと回収効果が発動するため爆アド稼げます。とにかくこいつを出せるかで勝負が決まります。

状況に応じてさまざまなカードをサーチできますがまずはアウトか場魔法をサーチすればいいと思います。続いてパニックかロールシフト、猫が出たらナイトというかんじでしょうか。

一人だけ9期のカードで明らかにカードパワーが違います。それまでただ遅延するだけだったゴーストリックですが駄天使によって各カードががっちりと噛み合い、自分から攻めていけるデッキになったと思います。ほんと駄天使さまさまです。

《ゴーストリック・アウト》

防御札。発動条件はありますがゴストリカードと裏守備をあらゆる破壊効果からターンエンドまで守ります。モンスターだけでなく場魔法や罠も守れるのが強いですね。ビュート、ブラロなどによるリセットを許しません。

対象耐性も付与するのですが、対象にとられなくなる効果なのですでに対象にとられている場合は意味がありません。サイクのような破壊効果ならば破壊耐性で防げますが月の書や脱出装置のようなフリーチェーンには無力です。先にアウト打ってもチェーンで打たれますし。ただし起動効果には先打ちが有効で、カステルなどが出てきたタイミングに打つことでバウンスを回避できます。

 《ゴーストリック・パニック》

妨害札。専用皆既日蝕といったところ。こちらのリバース効果を起動しつつ相手の動きを止められます。キョンシーや人形の後ろに添えたいです。しかも相手モンスターを裏返す効果は対象をとりません。

《ゴーストリック・ナイト》

ロック用。裏守備を固定して無力化し、相手のモンスターゾーンを圧迫できます。猫ナイトは死の呪文。だいたいは駄天使がいるので大丈夫ですが条件を満たすのを忘れないように。

 《ゴーストリック・ロールシフト》

攻防一体の戦闘補助カード。なかなかトリッキーなカードですが使いこなせば強いですね。これがあると相手はモンスターが複数いないと戦闘に勝てなくなります。召喚反応罠をよけたりバトルフェイズ反転でヴェーラーをよけたりデモチェはずしたりエクストラからSSした情報を消したり、便利なカードです。

《ゴーストリック・ブレイク》

攻撃反応の蘇生罠。発動しただけでは壁が出る程度ですがゴーストリックエクシーズを蘇生して回収効果を使えばアドが稼げます。決まれば強いんですがあまり発動する機会がない気がします。まぁお好みで。

 

ちょっとした注意ですがパニックとロールシフトは自分場のモンスターを対象にとります。アウトを先に発動していた場合効果が発動できません。相手のカードを裏返す効果は対象をとらないんですけどね。

場魔法

《ゴーストリック・ハウス》

書いてあるとおりのことが起きます。裏守備モンスターは無視していいってことですね。またこちらのライフが実質的に16000になります。ただハウスはそこまで頑張って貼らなくてもいいかなぁと思っています。極論、最後にライフを削る時にあればいいと割り切ることもできます。わたしは場魔法がないと落ち着かないので早めにサーチして貼りますが。

《ゴーストリック・パレード》

なかなか問題児です。こいつをどう評価するかで意見が分かれると思います。書かれている効果はターン制限なしの万能サーチという相当イカれた効果で貼ってる限りまず負けません。ゴストリだから許されている感があります。

しかしその発動条件が厄介で相手から直接攻撃される必要があります。そこで問題、「こちらが万能サーチするとわかっている状態ではたして相手は攻撃してくるのか?」初見殺しには使えますがだいたい相手は攻撃を躊躇します。攻撃が止まるならいいじゃんと思うかもしれませんが、ゴーストリックにおいて攻撃を止めたい、止めても大丈夫な状況は限られています。

  1. 自身でアドを稼ぐカードがそろっている
  2. 手札にゴストリモンスターがいない(つまり事故っている)
  3. 相手が戦闘する気満々

1について、戦闘を介して展開するゴーストリックでは序盤に戦闘してもらえないのはむしろマイナスです。よっていきなりパレードを貼るのは早計で、キョンシーや人形でアドを稼ぎパレードで相手を止めるという形にしてはじめて真価が発揮されると思います。

アドを稼げるゴストリモンスターにもう1体、《ゴーストリックの駄天使》がいるのですがこいつを考慮すると話がまた変わってきます。駄天使は自身を裏返す効果を持たないのでこいつがいる時点でパレードは役に立たなくなります。ところで、戦闘されないと展開できないので序盤パレードは早計と上述しましたが「それならゴストリと判明した時点で相手が戦闘をやめるから結局一緒では?」という感想をもつと思います。そうなるとこっちは他の手段(デスガイドなど)で駄天使を立てていくことになります。この戦術にパレードが貢献する余地はありません。パレードでもハウスでもお好きな方を貼っておいてください。

結局パレードを使うならキョンシーなどと併用する、もしくは駄天使を除去された時の保険として一緒に貼っておく、という使い方になると思います。

2について、私はむしろこっちの使い方のために入れてます。初手にゴストリモンスターがいないという事故はけっこう起きます。また駄天使は立てたけどゴストリモンスターがおらずアウトがうてないということもあります。こういう時にパレードを貼ってお茶を濁します。さきほどあれだけ書いておいてなんなんですが初見殺しで1、2回攻撃してもらえることも多いです(笑)。

3について、こういう時も便利ですね。ワンキルする気満々の相手に貼っておくといい感じに効きます。

いろいろ書きましたが最初に書いた通り貼ってある限り負けない超強力カードですのでぜひ入れておきたいです。ただ過信は禁物で、使うなら他のカードとうまく併用するべきだと思っています。ゴストリは8期テーマです。とりあえず貼って遅延するだけでなんとかなるほど9期は甘くないです。

《ゴーストリック・ミュージアム》

書くの疲れたしよく分かんないんでパスで。だれかうまい使い方教えて下さい。

デッキの動き

おや、こんなところにちょうどいい動画が。

こんな勝ち方するんだなって程度に見てもらえれば。

 

紹介だけでかなり長くなってしまったのでこのへんでいったん区切ります。プレイングなんかはまた今度書きます。意見や感想お待ちしてます。結構てきとうに書いてるので。これ読んで【ゴーストリック】に興味を持ってもらえたら幸いです。